イベント企画書はどう書けばいい?書き方や構成のポイントを徹底解説
社内イベント企画・事例とポイント |「社内イベントはいらない? 今求められている社内イベント成功のためのポイント」
社内イベントとは、 企業が社員やその他企業を取り巻くステークホルダーの方々に向けて実施するイベントです。主には、表彰式・アワードや周年事業・周年式典・周年イベント、キックオフイベント・社員総会、海外イベント、その他社内コミュニケーションイベント等があり、 実施の目的として、モチベーションやエンゲージメントの向上や理念浸透・コミュニケーション促進など、組織を活性化するために実施され、企業を取り巻く課題を解決する手段として実施・活用されています。
コロナ禍の影響で、例年実施していた社内イベントが中止されたりオンラインに切り替わったりした時期もありましたが、社会活動が再開された最近では、働き方の多様化やリモートワーク増加の流れも受けて、改めて社内イベントの復活やリアル実施を検討する企業様も増えてまいりました。
実際にJTBコミュニケーションデザイン(JCD)で取り扱う社内イベントも94.5%がリアル(またはハイブリッド)での開催になってきています。
またJCDで昨年度実施した「社内イベントのコミュニケーション効果に関する調査」では、「社内イベントは、人と会って直接話ができる良い機会だと思う」が59%に上りました。特に、20代の70%が「良い機会」と回答し、社内イベントでの交流について、若い世代の評価が高いことがわかりました。さらに、「以前よりも社内のイベントに参加してみたいと思う」が6%増加し、全体的に社内イベントに対する肯定的な見方が強くなっています。
(引用元:社内イベントのコミュニケーション効果に関する調査
https://www.jtbcom.co.jp/article/marketing/1395.html)
一方で、「社内イベントって本当に必要なの?」というお声もよく耳にします。確かに、一部の社員の中には「通常の業務もあるのに会社のイベントなんて参加したくない」「社内イベントはつまらない」などといった意見があることも事実です。
検索エンジンで「社内イベント」と検索すると、「社内イベント いらない」という関連ワードが出てくることもあり、実施を検討している担当者様も悩みの種なのではないでしょうか。
そこで今回は、多くの社内イベントを手掛けてきたJCDの知見をもとに、今求められている社内イベント成功のためのポイントを、イベントカテゴリーごとにお伝えいたします。
▸表彰式・アワード
表彰式・アワードは、社員のモチベーション向上やエンゲージメントを向上させる機会となり、企業ブランディングにも活用が可能なイベントです。表彰式・アワードを成功に導くには、受賞者だけでなく非受賞者のモチベーションも刺激することが重要となります。受賞者の栄誉感を醸成する演出だけでなく、学びの機会として活用し、受賞理由や選定基準などがわかりやすい設計にすることで、参加者全員の満足度を高めることが可能です。受賞者しか参加しない場合は、参加できなかった社員に対するオンライン配信などのフォロー施策も重要となります。
また受賞シーンが冗長になることで参加者が退屈したり、毎年実施をしてマンネリ化したりすることも多いため、登壇手法や受賞演出も検討すると、より効果的な表彰式・アワードになります。
▸周年事業・周年式典(周年イベント)
周年事業・周年式典は、企業の節目に実施される事業・イベントで、会社の理解やエンゲージメント・モチベーション向上、コミュニケーションの促進など、多岐にわたる課題を解決しやすく、企業にとって重要なターニングポイントとなります。周年という節目のイベントであるため、社員側も参加意識が高まりやすくはなりますが、 さらに効果を高めるために、会社全体を巻き込んだ施策を展開することが大事なポイントです。
何のために行う周年事業なのか実施目的(コンセプト)を明確にし、 コンセプトに沿った施策を実施することが重要です。プロジェクトメンバーを募って部署横断で推進したり、周年式典だけではなく事業として捉えたりして、事前・事後施策を展開し会社全体を巻き込んでいくことが、より効果を高めるポイントとなります。
▸キックオフ・社員総会
キックオフ・社員総会は、企業の経営方針や戦略の理解、理念を浸透させる良い機会です。実際に社長や役員から直接話を聞くことで、仕事に対するモチベーションを向上させる効果も期待できます。しかし、「一方的に聞くだけで退屈」「社長や役員の話が長すぎる」といったお声もよく聞きます。社員のことを考えたプレゼン内容の精査や、プレゼン手法の演出的工夫や、インタラクティブなコミュニケーションを取り入れることで、より効果的に会社の戦略を伝えられるイベントになります。
また、キックオフ・社員総会は社員間・部門間のコミュニケーションにも効果があるイベントのため、部署を超えたコミュニケーションができる施策を盛り込むことで、より満足感を高め、部署間の交流や仕事へのモチベーション向上など実施後の職場の変化も促すことが可能です。
▸社内コミュニケーションイベント(スポーツフェスティバル/ファミリーデー等)
社内コミュニケーションイベントは、楽しさを創出し、会社や同僚との距離を縮め、職場のコミュニケーションを促進するイベントです。一方、参加への心理的ハードルが高いイベントにもなりうるため、スポーツイベントであれば、体力を問わない種目の設定や競技以外のコンテンツも楽しめるフェスティバル形式で展開をする、ファミリーデーであれば、ご家族のストレスを軽減するホスピタリティの高い設計にすることなどを検討するとよいでしょう。普段見ることができない一面が見えることで社員同士の親睦が深まり、また、会社へのエンゲージメントを向上させる施策にもなるので、実際に実施をすると参加者・主催者ともに満足感が高いイベントになります。
どのイベントも、実施の目的と企画の内容が合っているかを考えるとともに、参加者のことを考えられた企画になっているかに留意することが、満足感の高い社内イベントを創り上げるポイントとなります。
上記のポイントを意識いただき、社内イベント実施の目的を達成するとともに、参加した社員の皆さまが「参加してよかった!」「次回も参加したい!」と思えるイベントを作ることで、会社へのエンゲージメントを高めることが可能です。
リアルイベントが求められている今、ぜひ社内イベントを検討してみてはいかがでしょうか?
JCDでは企業の課題や目的に合わせ、それらを達成するための魅力的な社内イベントをご提供しています。
社内のメンバーだけではどうやったらいいかわからない、アウトソースをしたい、より目的達成を実現できるイベントを実施したいといったご希望がありましたら、ぜひJCDにお問い合わせください。