沖電気工業株式会社 様 【カンファレンス】AIエッジ・カンファレンス&ソリューションコンテスト2021

ハイブリッド開催で、事業戦略の幅広い告知と新ソリューション創出を同時に実現

沖電気工業株式会社(以下、OKI)では、フィールド(エッジ領域)の課題を解決する「AIエッジコンピューティング」に力を入れている。その中核製品となるAIエッジコンピューター「AE2100」を活用し、AIエッジ領域の新ソリューション創出とビジネス拡大、AIエッジを起点とするエコシステムの構築を目的に、2020年より開催されているのが「AIエッジ・カンファレンス&ソリューションコンテスト」である。初回は、コロナ禍により想定していたリアルイベントができず、オンラインをメインとしたハイブリッド開催に初挑戦したが、さまざまな課題が浮き彫りとなった。2回目となる2021年は、JCDをパートナーに再度ハイブリッド開催に挑戦。AIエッジコンピューティングの認知向上に加え、コンテスト形式による具体的なビジネスシーンでの利用イメージの訴求と商談の活性化に成功し、社内外から高い評価を得た。企画・運営を主導した4名に、JCDと取り組んだハイブリッド開催を振り返っていただいた。

社会課題解決に資する「AIエッジコンピューティング」を活用したビジネスコンテストをハイブリッド開催

 

島田氏

OKIは、2019年にOKIAIエッジ戦略の中核となる製品「AE2100」を販売開始しました。エッジコンピューティングとは、センサー等のデータの発生源や活用の場に近い領域、例えば製造やインフラの「現場=エッジ」ごとに情報処理を行う仕組みで、「リアルタイム性」や「ネットワーク負荷の軽減」、「セキュリティ要求の増大」など、クラウドでは満たされないニーズに応えるものです。「AE2100」は、交通や建設、インフラ、防災、金融、製造、海洋など幅広い業種の多岐にわたる業務現場で活用していただけるAI対応のエッジコンピューターです。製造現場における人間の作業や、今は人が行っている交通量の調査など、現場の課題を、AIで支援・省力化するためのソリューションなどの開発を行い、社会課題に対するソリューションとして提供することを目指しています。


ソリューションシステム事業本部 IoTプラットフォーム事業部 スマートコミュニケーションBU チームマネージャー 島田貴光氏


高橋氏

AIエッジ・カンファレンス&ソリューションコンテスト」は、OKIAIエッジコンピューティングへの取り組みや「AE2100」を広く知ってもらうためのカンファレンスと、「AE2100」を使って社会課題を解決するためのアイデアや技術を競う「コンテスト」を組み合わせたイベントです。「コンテスト」と名が付いていますが、順位を競うことが目的ではありません。お客様に「AE2100」を広く知ってもらいつつ、パートナー企業とともに新たなソリューションを創出し、ともにビジネス領域を広げていこうという目的があります。カンファレンスとコンテストをセットで展開することで、特にパートナー企業とのビジネスマッチングの促進や一般への認知拡大を狙っています。

 

初回は、コロナ禍で2度の延期を余儀なくされ、20209月にOKIとして初めてハイブリッド開催に挑戦しました。イベント自体もハイブリッド開催も初めてで、さまざまな課題が浮き彫りになり、特にイベントの目的でもある「ソリューション創出」で、ビジネスにつなげにくい点が大きな課題となりました。

 

この反省を踏まえ、2回目の開催となる今回は、予選会(プレゼンテーションとオンライン商談<ビジネスマッチング>)を事前にオンラインで行い、イベント当日のリアル会場では、カンファレンスとコンテスト本選(デモンストレーションとソリューションデモ展示)を実施、オンライン参加もできるハイブリッド開催としました。リアル会場には、社内や外部の有識者で構成された審査員とメディア、パートナー企業など約200名が来場。オンライン配信は、一般のお客様や遠方のパートナー企業の方々など、約1760名が参加しました。オンライン配信は事前エントリー制で、YouTubeライブとFacebookライブで配信。アーカイブは、現在、誰でもご視聴いただけます。


ソリューションシステム事業本部DX事業推進センター プロモーションチーム 高橋雅英氏


トレンドをとらえた演出やツールなど、描いたイメージを具現化するJCDの提案

 

野上氏

私は販促系のプロモーションを担当しています。JCDからは以前、あるイベントの企画提案があり、その時は実施に至りませんでしたが良質な企画が印象に残りました。そこで、AIエッジ・カンファレンス&ソリューションコンテストに際し、当社から相談しました。私たちがやりたいことは明確にあり、それを確実に実現するためのサポートを依頼しました。JCDとは今回が初めての仕事でしたが、担当者の高い理解力と反応スピードに助けられました。イベントの目的と伝えたいメッセージを共有でき、私たちが抱える課題に対し、JCDの知見にトレンドを加味した最善策を提案いただきました。


統合営業本部 企画管理部 営業企画部 プロモーション企画チーム 野上達広氏


高橋氏

特に、「EventHub(※注)」の提案と展開が決め手となりました。初回に、ビジネスマッチングの仕組みを自分たちで作りましたが、大変な時間と工数がかかって苦労したので、既存のプラットフォームの利用を検討していたのです。EventHubは、リーズナブルでやりたいことを構築しやすく、私たちの希望をかなえる最適なプラットフォームでした。EventHub を使ってプレゼンテーションやビジネスマッチングを実施した予選会は、JCDの完璧な段取りにより、何のトラブルもなくスムーズに進行することができました。

 

※注 EventHub:オンライン、ハイブリッド、オフラインイベント開催に関わるプロセスを、一気通貫で管理するツール。それぞれのイベントのよさを引き出し、マーケティング効果が期待できる、JCDと提携するイベントプラットフォーム

出場企業の想像を超えた華やかな演出や、長丁場を飽きさせない工夫が随所に

 

高橋氏

壁一面がスクリーンになる斬新な会場、そのスクリーンを存分に活かす演出の提案も素晴らしく、1部のカンファレンスではオープニングならではのワクワク感を、2部のコンテストでは、コンテスト出場企業全社をスクリーン上にズラリと映し出すオープニングでスタートを盛り上げ、出場企業も大喜びでした。「地味なイベントだと思っていたので驚いた」という声もあり、演出の華やかさは参加者の想像を超えるサプライズになりました。

 

田籠氏

4時間を超える長丁場のイベントを「飽きさせない」ための演出、企画が重要でした。チャンピオンベルトの返還式から表彰式の流れは、「先を見たい」という気持ちになる演出でした。また、1部のカンファレンスと2部のコンテストの間、オンライン上の参加者にどう楽しんでいただくかがハイブリッド開催の課題でした。その「間」をつなぐクイズも面白い企画です。設問を考えるにあたり、複数の問いに対するすべての回答を並べると、「オ・キ・ツ・ナ・グ」のキーワードが見えてくる仕掛けを考え、「緒希ツナグ」の認知度向上も狙いました。今回、終了後のアンケートに想定以上の方が回答くださいました。クイズへの参加などから、オンラインでも積極的に参加する機運が生まれ、アンケートにもうまく誘導できたのではないかと考えています。


ソリューションシステム事業本部DX事業推進センター プロモーションチーム 田籠勇一氏


 

若手社員の声が反映されたバーチャルキャラクター「緒希ツナグ」と、リアルMCの臨場感ある掛け合い

 

野上氏

本選では、「緒希ツナグ」を進行役としました。「緒希ツナグ」は、2020年に誕生したOKIのオリジナルバーチャルキャラクターです。初回のAIエッジ・カンファレンス&ソリューションコンテストがオンライン開催になると決まって、バーチャルキャラクターが必要だと考えました。そこで、OKIの新入社員を中心とする若手社員の意見を集約、キャラクターのネーミングや声優オーディションなどにも参加してもらい、キャラクターをつくり上げました。

 

「緒希ツナグ」の位置づけは、バーチャル空間におけるOKIのナビゲーター。初回のAIエッジ・カンファレンス&ソリューションコンテストのMCからスタートし、今はOKIの情報発信も担当しています。歴史ある企業ですが、堅苦しい企業イメージを払拭し、新しいことにチャレンジするOKIのシンボル的存在にしたいと思っています。

 

高橋氏

リアルMCとの掛け合いもよかったですね。JCDが推薦してくれたMCは、eスポーツ分野など競技の進行・解説に長けた元アナウンサーで、進行がとてもスムーズでした。「緒希ツナグ」は舞台裏で声優が話すため、会場で何が起きているのかわかりづらいという物理的な問題がありますが、この点もカバーした自然な掛け合いは「さすがプロのMC」と感心しました。

イベント進行に振り回されることなく、 パートナー企業やお客様と向き合う時間を確保

 

高橋氏

社員でなければできないことにエネルギーを注力するために、その他の部分をアウトソースする選択は「あり」です。我々がやりたいことを的確にとらえて、即座に具現化する提案が返ってくる、ハイブリッド開催の知見豊富なJCD、機転の利く担当者との仕事はストレスがありません。JCDには当日の進行を任せて安心だったからこそ、私は事務局として参加者やパートナー企業のフォローという、本来やるべき仕事ができました。

 

野上氏

運営上のトラブルは一切なく、スムーズに進行できたのはJCDのサポートによるところが大きいと感じます。イベント現場では、常に何かしら混乱が生じます。その混乱に巻き込まれず、冷静に状況を判断して進行してくれる人の存在、JCDに頼っていいんだという安心感は、大きな支えでした。

10社50件の商談を実現。その後もビジネスが動き続けるインパクトあるコンテスト

 

田籠氏

ビジネスマッチングを担当した立場から、今回の成果をご紹介します。OKIは、AIエッジ領域の市場拡大を図るため、さまざまな分野のパートナー企業とともに「エコシステム」を推進しています。コンテストはその起爆剤となり、ビジネスマッチングが進みました。特に、コンテスト本選で出場企業のソリューションを具体的なデモンストレーションで見せたため、視聴されたお客様も新たなアイデアと自社の強みとを結び付けるイメージがわきやすくなったのだと思います。成果として、コンテスト本選出場企業10社と約50件の商談が実現しました。商談はたいてい初対面同士ですが、ソリューションを理解したうえで商談をスタートできるために、スムーズに話が進むと社内外から高い評価を得ました。

 

コンテストから半年以上経過した8月になっても、ビジネスマッチングに参加されたお客様から問い合わせがあり、今もビジネスが動き続けていています。JCDがイベント開催の目的、エコシステムの推進を理解して、さまざまな企画を展開、運営してくれたことで、非常にインパクトのあるイベントになりました。

イベントを「点」で終わらせない。ビジネスにつながるイベントをサポートするJCDの力

 

高橋氏

私たちの部門はイベントを数多くこなしているので、内製でもやろうと思えばできますが、今回のような華やかな演出などは不可能でした。今回の成功事例は社内的に影響力があり、次に企画している大規模イベントは、会場も演出もほぼ今回のイベントを踏襲する内容です(笑)。それだけAIエッジ・カンファレンス&ソリューションコンテストの運営がうまくいったということで、今後のイベントの雛型となりました。JCDにはこれからも協力してもらうシーンがたくさんありますので、期待しています。

 

田籠氏

イベントの準備から実行まで、終始一貫して心強く感じていました。今回のコンテスト+ビジネスマッチングのように、単なる「点」のイベントで終わらずに「線」でつないでいけるイベントの企画、運営に、これからも力を貸していただきたいと思います。

 

野上氏

どんなイベントも、100点満点となることはほとんどありません。次に向けての課題が必ず出てくるもので、その課題をクリアして高みを目指したいと常に考えています。JCDは、異なる立場のいろいろな意見をうまく集約して、課題に対する最適解を提案してくれて、刺激をもらいました。私たちはどうしても自社のことに集中して、思考が内向きになりがちです。JCDには、これからもトレンドを踏まえた企画で、当社に新しい風を吹き込んでいただけるよう、期待します。

 

島田氏

私はAIエッジコンピューター製品の商品責任者として、このイベントの目的である「ビジネス領域を広げるソリューションの創出」に向けた取り組みが進んだことを、高く評価しています。パートナー企業のAIソリューションとOKIがタッグを組み、その結果、具体的な成果が目に見える形で誕生しています。お客様の状況によっても、いろいろなイベントの形が望まれるようになると思います。これからもJCDの協力を得て、若手社員も巻き込んだ新しい企画も考えていきたいと思っています。

 

高橋氏

ハイブリッドイベントをやることは、それほど難しいことではありません。すでに多くの社会人が、オンライン参加に抵抗感がなくなり、ハイブリッドの敷居は低くなっているので、まずは一度やってみることをお薦めします。やってみると、工夫したいことや質を高めたいことが生まれ、やればやるほど高みを目指したくなりますが、その時はJCDのような知見豊富なプロの手を借りるのが、賢いやり方です。イベントの目的を達成することが重要であり、お客様に大事なことを伝える手法として、オンライン開催、リアル開催、ハイブリッド開催のいずれも選択できるとよいでしょう。

 

 

  • 参照サイト:

AIエッジコンピューティング https://www.oki.com/jp/AIedge/

AE2100 https://www.oki.com/jp/AIedge/ae2100/

AIエッジ・カンファレンス&ソリューションコンテスト(アーカイブも視聴可能) https://www.oki.com/jp/AIedge/ae2100/

OKIのパートナー企業と構築するエコシステム https://www.oki.com/jp/AIedge/partner/


OKIの皆様とJCDイベントプロデューサー 佐々木里恵

OKIの皆様とJCDイベントプロデューサー 佐々木里恵




顧客接点の作り方 ホワイトペーパー

お客様情報

沖電気工業株式会社 様

所在地
東京都港区虎ノ門1-7-12
設立
1949(昭和24)年11月1日
URL
https://www.oki.com/jp/
資本金
440億円
従業員数
4,760名(グループ連結:14,850名)※2022年3月31日現在

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