メタバース・ハイブリッド最新事例ご紹介　「ブランディングイベントカンファレンス」セミナーレポート

2023年3月6日（月）に株式会社ブイキューブ様との共催にて「ブランディングイベントカンファレス」を開催いたしました。弊社からは、企業がステークホルダーに向けてブランディング・コミュニケーションのデザインを目的として実施する、インナー向けイベントを多数手がけるエグゼクティブプロデューサー 河野 一樹が登壇しました。今回は、イベントレポートとして、当日の模様と講演のポイントをご紹介します。

当日は、株式会社ブイキューブにて3DCGで設計したバーチャルスタジオを利用して配信されました。

一般的な平面の2DCGとは違い、3Dでは多彩なカメラワーク、空間の世界観や奥行の表現、臨場感、没入感のある演出を創り上げることができます。今回利用した3DCGバーチャルセットは高度なCG合成とバリエーション豊富なシーン展開が可能で、洗練されたブランドイメージの訴求もできます。また、汎用性のあるテンプレートをカスタマイズすることで、一般的な3DCGを一から制作するよりも低コスト且つ準備期間も大幅に軽減することができる技術です。この技術を始め、ブイキューブからメタバースの活用最新事例も紹介されました。

インターナルブランディング（インナーブランディング）のイベントがなぜ必要なのか？

オープニングセッションでは、インターナルブランディング（インナーブランディング）について定義し、その目的と効果について語りました。

河野
インターナルブランディング（インナーブランディング）とは、「組織が持つ“らしさ”を言語化・可視化・体感化することで、個の共感と行動を内発的且つ持続的に促す活動」と定義します。“らしさ”である、ミッション・ビジョン・バリュー、風土・文化・戦略は社会から見えにくいものではありますが、インターナルブランディング（インナーブランディング）活動を通じて“見える化”していくことで、顧客に提供価値を実感いただき、社会からの共感を得ると共に企業価値の向上を創出することができます。

昨今、少子高齢化や予測困難な時代の到来を受け、組織とのエンゲージメントに基づいた“オーナーシップ”を持った人材の確保や育成が重要となっています。さらに、場所にとらわれない働き方や働く価値観の多様化により、組織に依存しないワークスタイルが浸透してきていることから、従来の組織主体ではなく、組織と個がフラットな関係性へとシフトしています。これらが、インターナルブランディング（インナーブランディング）活動が注目されている理由として挙げられます。したがって、組織は、個が働く意義や志を感じられる存在になることが求められ、そのためには、組織と個が持つ価値観の共感が重要になります。共感が広く深くなればなるほど、内発的行動を促し、組織パフォーマンスの向上につながっていきます。

組織と個の価値観の共感を創り出すブランディングイベント(社内イベント)において必要なものとは？

続いてのセッションでは、インターナルブランディング（インナーブランディング）活動の一環で開催された最新のイベント事例をご紹介し、価値観の共感を作り出すブランディングイベントにおいて必要なものを紐解きました。

河野は、価値観の共感を創り出すには、心を動かすための仕掛け（エンターテイメント）づくりが重要だと解き、そのための6つの要素を紹介しました。当日は、この6つの要素に照らし合わせ、事例を元にブランディングイベントのトレンドとポイントを解説しました。

セッションの中では、JCDで行ったコロナ前と後での社内イベントに対する意識調査にも触れ、ブランディングイベントの必要性について語りました。

JCDでは、お客様のインターナルブランディング（インナーブランディング）活動に取り組む本質的な課題を見極め、それを解決するための最適な手法を経験豊富なプロデューサーがご提案いたします。従業員やステークホルダーへのブランディング・MVV浸透に課題をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。